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2017年9月18日
キューバに駐在している米外交官らが謎の「音響攻撃」を受けたとされる問題で、レックス・ティラーソン(Rex Tillerson)米国務長官は17日、大使館の閉鎖も選択肢の一つとして検討していることを明らかにした。キューバの米大使館は半世紀におよぶ国交断絶を経て2年前に再開していた。首都ハバナ(Havana)に駐在している米国の外交官ら少なくとも21人とカナダの複数の外交官らが「音響攻撃」を受けたとされ、脳の損傷や難聴の被害に見舞われている。ただ、米政府高官によれば、原因はいまだ明らかになっていない。この攻撃が始まったのは2016年で、最近では今年8月にも報告されている。米当局は2月にキューバ当局に苦情を申し立て、5月には米首都ワシントン(Washington D.C.)駐在のキューバの外交官2人を国外追放処分にしていた。米政府が「前代未聞の出来事」と呼ぶこの攻撃について何ら説明がなく、被害者数が増え続けていることから、一部の米議員からは大使館を再度閉鎖するよう求める声が上がっている。米CBSの報道番組「フェイス・ザ・ネーション(Face the Nation)」に出演したティラーソン氏は大使館閉鎖について問われ、「評価しているところだ。特定の個人が被害を受けたことは非常に深刻な問題だ」と述べ、閉鎖の選択肢も排除しない考えを示した。
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