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【トレンドニュース】
2018年10月13日
インドネシア第2の都市スラバヤの警察はこのほど、インスタグラム上で赤ちゃんの売買を試みた疑いで4人を逮捕したと発表した。逮捕者の中には赤ちゃんの母親(22)と、ブローカーと疑われる人物(29)が含まれている。このほか助産師と、買い手とみられる人物もバリ島で逮捕された。通報対象となったのは「プライベートな心の相談」を意味するハンドル名のアカウント。妊娠に関する相談や養子縁組サービスを提供すると称しているが、捜査の結果、金銭取引の証拠が見つかったという。スラバヤ警察幹部は9日、生後11カ月の赤ちゃんをバリ島の買い手に売ろうとした母親の企てを阻止したと発表。取引にはメッセージアプリのワッツアップも使い、1500万ルピア(約11万円)で赤ちゃんを売りに出していたとされる。このインスタグラムのアカウントは約1年間にわたり運営されていたが、先日削除された。9月15日に投稿された画像には、「C86」と呼ばれる赤ちゃんが写っており、年齢や性別、宗教といった情報が併記されていた。電話番号も記載され、養子縁組の希望者に対し連絡を促すメッセージが添えられている。インドネシア児童保護当局のトップは、ソーシャルメディアの登場で人身売買業者の手口が変化したと指摘。以前は仲介者の手配で対面取引を行う例が多かったが、現在はインスタグラムやフェイスブックなどの利用が進んでいるとの見方を示す。インドネシアは人身売買の主要拠点で、国連児童基金(ユニセフ)の推計によると年間10万人の子どもたちが売買され、その大半は性産業への従事を強制されている。
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