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「14歳と性交したら同意があっても捕まる・・・おかしい」 本多議員

2021年06月08日
刑法の性犯罪規定の見直しをめぐり立憲民主党・本多平直衆議院議員の発言が波紋を広げています。本多議員は「50歳が14歳と同意のうえ性交して捕まるのはおかしい」という趣旨の発言について改めて謝罪しました。8日、国会で報道陣に囲まれた立憲民主党の本多平直議員。立憲民主党・本多平直議員(56)「このたびは私の認識不足の発言で多くの方を傷つけ、また不快な思いをさせたことを心からお詫びをしたいと思います。本当に申し訳ありませんでした」謝罪したのは、性犯罪に関する刑法改正の会議での発言。未成年の性被害が増えるなか、中学生と性行為に及ぶ成人を処罰する法改正を行うべきとの意見が大勢を占める一方、本多議員は、「50歳近くの自分が14歳と性交したら、同意があっても捕まることになる。それはおかしい」。さらに「年の離れた成人と中学生の子どもにも真剣な恋愛関係はありうる」などと主張。性行為をするか否かを自ら判断できるとみなされる「性交同意年齢」について、今の13歳から(SP現行法の)16歳に引き上げるべきとのワーキングチームの考えに、強く反対し続けてきたのです。諸外国の性交同意年齢をみるとアメリカは州により16から18歳。イギリスが16歳。韓国も去年16歳に引き上げました。日本は、明治時代から13歳のままで海外と比較して低すぎると指摘されています。専門家は。大阪大学大学院法学研究科・島岡まな教授「日本のようにきちんとした性教育も行われない国では、余計きちんとした判断ができないだろうということが前々から問題になってきました。父親以上、祖父のような人から恋愛だと言われて、本人が判断能力なくてつきあってしまっても、それは真の同意ではないわけですよね。真の恋愛は成立しえないということを先進国は常識で、刑法で示している」立憲民主党・本多平直議員(56)「私の例外としての発言は本当に不適切で心からお詫びをして、撤回をさせていただきたいと思います」発言を撤回し謝罪した本多議員。ワーキングチーム座長の寺田学衆議院議員は、8日、「恋愛の形をした性搾取が発生し、被害の温床になっている」として、恋愛関係は除外するなど一部の例外を設けることなく成人と中学生の性行為を禁止することを求めた意見書を党の法務部会に提出しました。しかし、本多議員以外にも性犯罪への規制強化に慎重な議員がいることなどから、今後、立憲民主党が党として、引き上げの方向性を打ち出せるかは不透明です。一方、この問題をめぐっては先週、自民党でも議員連盟が話し合い、性交同意年齢を引き上げる提言をまとめ、今週にも法務大臣に申し入れする予定です。

(出典 NNN)
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