人気の検索＞塗料缶などを海に投げ捨てたとして自衛官３人を書類送検

【トレンドニュース】

2022年02月25日
去年１１月、塗料缶などを海に投げ捨てたとして、自衛官３人が書類送検されました。海洋汚染防止法違反の疑いで書類送検されたのは、海上自衛隊呉基地所属の５２歳の海曹長や、２９歳の三等海曹など、３人です。高松海上保安部によりますと、３人は、去年１１月、香川県小豆島付近と兵庫県淡路島付近の海上で、潜水艦救難艦「ちはや」から塗料缶など４１点を海に投げ捨てた疑いがもたれています。香川県内で釣りをしていた男性が、海に浮いていた塗料缶を発見し、海上保安部に通報。缶には「防衛省」と記載があり、海上保安部が自衛隊に確認し、発覚したということです。その後の捜索では、淡路島に漂着した缶も見つかったということです。調べに対して３人は、「不要になった塗料缶などを違法と知ったうえで投棄した」などと供述しているということです。海上自衛隊呉地方総監部によりますと、「ちはや」は呉基地所属で全長１２８メートル。当時は試験運行中で、３人は整備を担当していたということです。「ちはや」の艦長・渡辺正裕１等海佐は、「隊員の順法精神に欠ける行為に対し、誠に申し訳なく思っています。さらなる服務教育を徹底し、同種事案の再発防止に努めてまいります」とコメントしています。