人気の検索＞与那国町の職員が天然記念物保存のために充てられた助成金130万円を着服

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2022年03月25日
与那国町の職員が、町の天然記念物ヨナグニウマの保存のために充てられた助成金130万円を着服したとして、3月18日に懲戒処分を受けていたことがわかりました。与那国町によりますと、懲戒免職の処分をうけたのは当時課長補佐だった60代男性職員で、2019年7月から2022年2月にかけて、日本馬事協会から毎年ヨナグニウマ飼育者に支給される助成金の2年分にあたる130万円を着服したとされています。助成金の管理は男性がひとりで行い、着服が発覚しないよう事業報告書に過去の受領印をコピーして貼り付けるなどして、飼育者への支払いがあったように見せかけていました。飼育者から助成金の振り込みがないという連絡で男性に話しを聞いたところ「家族が病気になったので金が必要だった」と着服を認め、全額返還したということです。また、男性の上司にあたる課長も部下の指揮監督を怠ったとして減給1カ月の懲戒処分を受けています。糸数健一与那国町長は町のホームページで、信頼を裏切ることになったと謝罪し「職員の服務規律の確保と意識改革の徹底に万全を期す所存」とコメントを発表しました。町は、男性の刑事告訴も視野に今後の対応を検討するということです。