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2022年03月30日
長崎県内の教職員3人が不適切な会計処理やわいせつ、体罰で懲戒処分を受けました。長崎県立高校で産業動物部門を担当する48歳の男性教諭は、2015年5月から去年10月までの間に授業で飼育する動物で管理上、売却が必要な雄の子牛計62頭を度々業者へ売却した際、その都度、受け取った現金合わせて約383万円を学校の事務局に入金せず、自身で保管していました。教諭は「忙しかったので後で報告しようと思っていた」と話し、県教委も「私的な流用を意図する証拠は見つかっていない」としていますが、不適切な会計処理として30日付で停職6カ月の処分にしました。また長崎県立高校の50代の男性教諭は去年11月、会食の帰りに同僚の女性を車で自宅まで送った際、女性の体を複数回触ったとして停職2カ月の懲戒処分を受けました。佐世保市立中学の野球部顧問の40歳の男性教諭は去年10月、部員同士のいじめに対し、いじめを受けたと申告してきた生徒の話のみを聞き、事実確認をしないままいじめたとされる生徒の頬を平手で1回叩き、バックネットフェンスに押しつけるなどして左ふくらはぎを打撲する全治7日間のけがをさせました。2月14日付で傷害罪で略式起訴され、罰金30万円を納付しています。この教諭は2019年11月に県教委の相談窓口に「友人が男性教諭から厳しい口調で指導を受けたので学校へ伝えてほしい」とメールで相談した生徒2人に対し、平手で頭を叩くなどしていたことも分かり、県教委は30日付で停職2カ月の懲戒処分にしました。教諭は2014年にも部員への体罰行為で戒告処分を受けています。今年度、県教委の教職員に対する懲戒処分は15人となりました。