人気の検索＞変死体の捜査で訪れた住宅に侵入し腕時計などを持ち去ったとして那須塩原警察署に勤務する巡査長を懲戒免職

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2022年12月03日
変死体の捜査で訪れた住宅に侵入し、腕時計などを持ち去ったとして栃木県警は2日、那須塩原警察署に勤務する29歳の巡査長を懲戒免職としました。懲戒免職となったのは、那須塩原警察署刑事1課の29歳の男性巡査長です。県警によりますと、巡査長は変死体の捜査で立ち入ったことのあった那須町の住宅から、金庫内の現金100万円を持ち出そうと計画。警察署のパソコンで間取りなどの情報を確認した上で、去年11月8日、窓ガラスを割って住宅に侵入し、現金約8千円と腕時計3個を持ち去ったということです。金庫は開けられず、中の現金は無事でした。事件は、近隣住民から「空き家から不審な男性が出てきた」と通報があり発覚しました。動機について巡査長は「生活費に使いたかった」と供述しているということです。県警は巡査長を2日付で占有離脱物横領などの疑いで書類送検しました。また、巡査長は2019年7月、以前勤務していた宇都宮中央警察署で事件処理を失念したことが発覚しないよう、捜査書類をシュレッダーで破棄していたことも分かり、県警は公文書毀棄などの疑いでも書類送検しています。この不祥事を受けて、本沢成忠首席監察官は「警察官がこのような事態を起こしたことは誠に遺憾で、再発防止に努めたい」とコメントしています。