人気の検索＞事件の証拠品を手続きを取らずに返却したとして岩手県警の男性巡査部長を処分

【トレンドニュース】

2023年09月27日
２０２３年６月、事件で押収した証拠になり得るＳＤカードを、手続きを取らずに返却したとして、岩手県内の警察署に勤務する３０代の男性巡査部長が処分を受けていたことがわかりました。９月１１日付けで所属長注意の処分を受けたのは、県内の警察署に勤務する３０代の男性巡査部長です。県警監察課によりますと、男性巡査部長は２０２３年６月、勤務する警察署内で事件の容疑者を任意で事情聴取した際、押収した証拠品のＳＤカード１枚を上司の許可など必要な手続きを取らず、自己判断で返却しました。カードには事件の証拠になり得る映像などが記録されていましたが、容疑者が読み取る機械にカードを入れようとした際に折れて破損したということです。問題は直後に同僚が確認し発覚。この容疑者はその後、別の証拠品などによって容疑が固まり、逮捕・起訴されています。男性巡査部長は「容疑者から返却を繰り返し求められ、一時的に渡せば大人しくなると思った」「基本を守らず申し訳なかった」と反省の弁を述べているということです。県警監察課は「証拠品の不適切な取り扱いについて重く受け止めている。再発防止の徹底を図る」とコメントしています。