人気の検索＞道立高校で知的障害のある生徒に対し教諭が「この子、うちの学校無理」などと発言

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2024年03月21日
去年、札幌市内の道立高校で、知的障害のある生徒に対し、教諭が「この子、うちの学校無理」などと発言するなど、学校側に不適切な対応があったことがわかりました。インクルネットほっかいどう　山崎恵代表「個別の正当な評価の上、進級および卒業がなされることを求めます」21日、道教委に対して提出された要望書。札幌市内の道立高校の定時制に去年４月に入学した知的障害のある生徒に対し、学校側が生徒の人権を侵害する行為があったとして、21日、保護者らが対応を求めました。障害児も地域の普通学校へ・道北ネット　平田永代表「Ｂさん（当該生徒）そのものの人権の話、ほかの人たちと何も変わらない存在なんだと」主に問題とされているのは、生徒が通う高校で特別支援教育を担当する男性教諭の行為です。生徒の入学前、「血管性認知症」と、診断もされていない病名が書かれた資料を作ってほかの教員に配布したり、本人や保護者の同意を得ずに日常生活の能力を図る検査を無断で行ったりしました。さらに、生徒のことに関して、同僚にはこんなことを話したといいます。男性教諭「この子、うちの学校無理」「この子の親はサイコパスだ」このほか、授業のグループワークなどで意図的にほかの生徒から隔離するなど、合理的な配慮を行わず、生徒の人権を侵害する行為があったと訴えています。今回の要望書では、生徒が同じ学校で進級や卒業ができるよう対応することや、去年12月に発足した第三者委員会での真相究明、行為を行った教員や学校長などに厳重な処分をすることも求めています。要望書の提出を受け、道教委はHBCの取材に「事案の解明に向け、弁護士を構成員とする会議体を設置し、これをもとに調査して適切に対応したい」とコメントしています。