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岡山県警の巡査長を窃盗で懲戒免職

2024年04月19日
岡山県警は、証拠品として押収された現金などを窃取した疑いで逮捕・起訴された岡山南警察署の元巡査長(32)を、きょう(19日)付けで懲戒免職処分にしました。また、当時、証拠品の保管責任者という立場だった警部(42)を戒告処分としました。岡山県警が発表したもので、懲戒免職処分となったのは、逮捕・起訴されている岡山南警察署の元巡査長(32)です。岡山県警によりますと、元巡査長は2023年の7月から10月の間、10回にわたり、証拠品として押収され岡山南警察署の金庫内に保管されていた現金あわせて326万6000円を盗んだほか、警察官舎の管理人の立場を利用して、2023年5月、官舎名義の通帳口座から2回にわたりあわせて7万5千円を引き出し着服した上、発覚を免れるため通帳を書き換えていました。元巡査長は、銀行が発行した警察官舎名義の口座通帳に記載された2回の引き出しに関する記載を消しゴムで消し、シャープペンシルなどで書き換え、内部で横領が発覚しないようにしていたということです。また、2023年10月、住人が死亡した岡山市内の住宅を訪れ、死亡した住人名義の通帳、キャッシュカード、印鑑など12点(時価合計約5万円)を持ち去ったほか、2023年9月には岡山市内の死亡した住人の住宅から現金5万円を盗んだとしています。また2020年11月にも総社市内の死亡した住人の住宅から現金100万円を盗んだことも明らかになったということです。元巡査長は「警察官でありながら犯罪を犯し、被害者はもとより、県警察に多大なご迷惑をお掛けしました。大変申し訳ありませんでした」と話しているということです。岡山県警の川口晃警務部長は「組織として重く受け止めるとともに、改めて被害者の方をはじめ、県民の皆様に深くお詫び申し上げます。職員に対する指導教養や業務管理を徹底し、信頼の回復に努めます」とコメントしています。

(出典 RSK山陽放送)
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