刺されるとやけどのような痛みに襲われ、アナフィラキシーショックを起こして死に至ることもある南米原産のアリ、「ヒアリ」が国内で初めて確認されました

強毒「ヒアリ」 国内初確認


強毒「ヒアリ」 国内初確認

ヒアリ
見つかったのは神戸港に荷揚げされたコンテナの中で、数百匹以上のヒアリが薬を使って処分されましたが、環境省は周囲に定着していないか緊急の調査を始めました。「ヒアリ」は体内に強い毒を持つ南米原産のアリで、刺されるとやけどをしたような痛みが出てアナフィラキシーショックを起こし、死に至ることもあります。アメリカでは年間100人以上が死亡していると言われ、10年ほど前からは貨物船などを通じて、中国や台湾などアジアにも広がり、各地で問題となっています。環境省によりますと、中国・広東省から送られ、兵庫県の神戸港で陸揚げされたコンテナを先月26日、保管場所の尼崎市で調べたところアリの巣が見つかり、専門機関でヒアリと確認されたということです。見つかったヒアリは数百匹以上で、すぐに薬による消毒処分を行い、周辺からも見つかっていないため、環境省は国内でヒアリが定着し繁殖している可能性は低いとしています。しかしコンテナの陸揚げからヒアリの発見まで1週間程度あったことから、コンテナが置かれていた神戸市と尼崎市の合わせて3か所の周辺に捕獲用のトラップを仕掛けるなどしてヒアリが侵入していないか緊急の調査を始めました。外来生物に詳しい国立環境研究所生物・生態系環境研究センターの五箇公一室長は「ヒアリは小さく見つけにくいうえ繁殖力が強い。強い毒も持っており、まさに最悪の外来生物だ。人的な被害だけでなく、作物を食い荒らしたり日本にいるアリを追い払って生態系を変えたりするなど、大きな影響を与えるため早期発見が重要になる」と話しています。

(出典 NHK NEWS WEB)
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