三重県警によると、生徒のスマートフォンに「自殺することを決めた」と書かれたデータが残されていることなどから自殺の可能性が高いとみている

【Suicide News】

2017年2月18日
１７日午後７時４０分ごろ、津市垂水の近鉄名古屋線の線路上で、津市の中学２年の男子生徒（１３）が近鉄名古屋発松阪行き急行電車（６両編成）にはねられ死亡した。現場近くの公園で、この生徒のスマートフォンが見つかり、そこには自殺をほのめかす内容が残されていた。いじめに関する記述はなく、家族への感謝の言葉があったという。近鉄によると、現場は南が丘駅の北約４２０メートル。運転士が線路上に人がいるのに気づいて警笛を鳴らし、急ブレーキをかけたが間に合わなかったという。乗客ら約１８０人にけがはなかった。事故により近鉄名古屋線は上下５本が運休し４０本に最大約４５分の遅れが生じるなどして約１万人に影響した。男子生徒が通っていた中学校の校長は取材に「いじめや友人間のトラブルは周辺では確認されていない。生徒の命が失われ残念でならない」と話した。校長によると、男子生徒は１７日は通常通り登校し、変わった様子はなかったという。体育系のクラブに所属しているが、２４日からの年度末テストに向けて１７日は活動が休みだった。この中学校は１８日に土曜授業があり、２限の予定だったが、学校側が男子生徒の死亡について説明し、１限で生徒を帰したという。