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自殺ニュース>ドローン監視で自殺阻止 東尋坊
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2017年6月21日
福井県坂井市の東尋坊で自殺防止活動に取り組むNPO法人「心に響く文集・編集局」は、小型無人機ドローンによるパトロールで、自殺しようとしていたとみられる20代女性を19日夜に保護した。空からの監視による保護は初めて。同NPOによると、同日午後4時半ごろ、マスクやサングラスで顔を隠した女性が岩場の先端にいるのをメンバーが発見。ドローンで監視を開始した。別のメンバーが声を掛けたところ、女性はカメラを持っていないにもかかわらず「夕日を撮影したい」と答えた。不審に思い、空からの監視を続けたところ、岩場から下をのぞきこんだり寝そべったりしていた。午後7時すぎ、遊歩道に戻った女性に同NPOの茂幸雄代表が声を掛けた。女性が逃げ出したため、追いかけて近くの雑木林で保護した。顔を隠したり、長時間岩場から海面をのぞいたりする行為から自殺を図っていたと判断、坂井西署に引き渡した。茂代表は「死角になる岩場の陰や雑木林にいる自殺企図者を見つけるためにドローンを導入したが、不審な動きをする人の監視、観察にも役立つことが分かった」と話していた。
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