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自殺ニュース>下越地方の県立高3年男子がいじめを苦に自殺か
【Suicide News】
2018年07月10日
先月、下越地方の県立高校に通う高校3年生の男子生徒が死亡しているのが見つかり、県教育委員会は、学校の関係者や生徒などから聞き取りを行った結果、男子生徒がいじめを苦に自殺したものとみて、今後第三者委員会を設置して詳しく調査することにしています。新潟県教育委員会によりますと先月27日、下越地方の県立高校に通う高校3年の男性生徒の行方がわからなくなり、警察や家族などが捜したところ、翌日になって遺体で見つかったということです。県教育委員会によりますと、生徒は「いじめ」を受けていたことを示すメモを残していたということで、学校関係者や生徒への聞き取りなどから、男子生徒が「いじめ」を苦に自殺したとみられるということです。このため県教育委員会は今後、専門家による「第三者委員会」を設置し、男子生徒が自殺した背景を詳しく調べることにしています。県教育委員会の池田幸博教育長は「学校が生徒の命を守りきれなかったことを深く受けとめています。教育委員会としては背景にいじめがあったことを前提に調査しており、結果がまとまりしだい、ご遺族に説明するとともに第三者委員会に詳細な調査を要請してまいります」とコメントしています。また、花角知事は「県立高校の将来ある若者が亡くなられたことは残念でなりません。教育委員会には学校と連携した、ご遺族の気持ちに寄り添った対応を要請したところです」とコメントしています。
2018年07月12日
新潟県立高校3年の男子生徒(17)が自殺した問題で、県教育委員会と同校の校長が12日、記者会見を開き、生徒がSNS上で中傷されるなどのいじめを受けていたことを明らかにした。教職員は自殺までいじめの存在に気づかなかったという。県教委はいじめ防止対策推進法の「重大事態」にあたるとし、第三者委員会を設けて調査をする方針。県教委によると、男子生徒は6月27日朝、自ら学校に欠席連絡をして以降、行方がわからなくなり、翌28日に遺体で見つかった。いじめを受けたという趣旨のメモをスマートフォンに残していた。校長は会見で、男子生徒がSNS上で中傷されたり、複数人から嫌なあだ名で呼ばれたりするなどのいじめを受けていたと説明。自殺を把握した後に、生徒に聞き取りやアンケートをした結果、いじめがあったという声が複数あった。加害生徒も把握済みで、聞き取りに対して反省の態度を示したという。同校が定期的に行っているアンケートでは、男子生徒へのいじめに関する記述はなく、本人も「悩みやいじめはない」との選択肢を選んでいた。家族にも訴えはなかったという。校長は「亡くなった生徒の訴えをくみ取れず、申し訳ない」と陳謝した。
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