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自殺ニュース>女子プロレスラーの木村花さんが自殺か
【Suicide News】
2020年05月24日
米動画配信大手ネットフリックスや、フジテレビが放送する恋愛リアリティー番組「テラスハウス」に出演中だった女子プロレスラーの木村花(きむら・はな)さんが23日未明、亡くなったことが分かった。22歳。神奈川県出身。死因は不明で、自殺とみられる。木村さんは番組での行動を巡り、ネット上で激しい誹謗(ひぼう)中傷を受けていた。木村さんが所属する団体「スターダム」のエグゼクティブ・プロデューサーのロッシー小川氏(63)によると、23日未明、木村さんと連絡がつかないことを不審に思った母親で元プロレスラーの響子さん(43)が江東区内の自宅を訪ねたところ、倒れている木村さんを発見。搬送先の病院で同日朝に死亡が確認された。死因や動機は不明だが、自殺を図ったとみられる。近所の人の話では「朝4時ごろ、消防車が数台駆けつけ救急車に搬送される人がいた。原因は硫化水素の発生とのことだった」という。警視庁城東署も取材に「江東区で硫化水素が発生し、死者が出たという事案の取り扱いはあった」と認めた。ただ、詳細は「遺族の意向で控える」とした。小川氏は「最後に会ったのは3月末。思い詰めている様子はなかった」と語った。木村さんを巡っては、3月31日に配信された「テラスハウス」の“コスチューム事件”以降、SNSなどで激しい罵詈(ばり)雑言が投げかけられていた。同番組は共同生活する男女6人の人間関係に密着するもの。同日の番組では、大切な試合用のコスチュームを間違って洗濯し、縮ませた男性出演者に木村さんが激怒。その男性がかぶっていた帽子をはね飛ばすなどした。直後から非難の声が相次ぎ、中には「ヒステリックゴリラ」などエスカレートした内容も。その後、自身のSNSでは「もう人間なんかやりたくない」などと書き込んでいた。自殺を図ったとみられる23日未明には「おまえが早くいなくなればみんな幸せなのにな。まじで早く消えてくれよ」という中傷に「いいね!」を返した。さらにリストカットされた手首の写真とともに「毎日100件近くの率直な意見。傷ついたのは否定できなかったから」「愛されたかった人生でした」などとSNSに投稿。続けて「ばいばい。」と、死をほのめかすような言葉を書き込んでいた。木村さんは悪役レスラーということもあり突っ張った言動を取ることもあったが、関係者によると「内面は自己評価の極めて低いタイプで、自分のマイナス点ばかりに目を向ける。感受性が強くすぐに泣いてしまう」という性格。「テラスハウス」について「自分で自分を“キモい”と思いながら見ている」と話していたという。関係者は「中傷に正面から向き合ってしまい、押しつぶされてしまったのでは」と無念そうに語った。
◆木村 花(きむら・はな)1997年(平9)9月3日生まれ、神奈川県出身。インドネシア人の父と、日本人である母響子さんの間に生まれる。プロレスラーとして16年3月に才木玲佳戦でデビュー。「TERRACE HOUSE TOKYO 2019—2020」に第20話から出演していた。
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