読書について
読書量が多いので、経済的な問題で古書を漁っています(笑)
ジャンルは推理小説、ホーラー、ファンタジーが好きです。
基本的にノンフィクションは読まないです。
好きな作家は、恩田陸、真保裕一、ダン.ブラウン、辻村深月、奈須きのこ、西尾維新、パトリシア.コーンウェル、本多孝好、松岡圭祐、三津田信三、宮部みゆき、森博嗣、三上延などです。
好きなシリーズ物は、パトリシア.コーンウェルの検視官シリーズ、松岡圭祐の千里眼シリーズ、森博嗣のS&Mシリーズ、Vシリーズ、四季シリーズ、Gシリーズなどです。
私はアニメでも同じですが、登場人物のキャラにハマるタイプなのでハードボイルド一筋や知性派一筋のキャラは苦手です。 人物描写が少なかったり、情景描写が下手な作家の作品は途中で読むのを止めてしまいます (-_-メ)
このページでは、今までに読んだ面白い本や怖かった本のあらすじや感想を掲載していきたいと思います。(最近、読んだ本や感想はこちらに掲載しています)
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著作者や書籍名を検索してみる
最近読んだ本です
ユージニア (著作者 恩田陸)
読んでいて背筋が寒くなるような小説でした。
十数年前に帝銀事件のような大量毒殺事件が起こります。 被害に遭った名家の青澤家でただ一人生き残った子供が緋紗子です。(盲目でとても綺麗な子、頭もいいし、性格も穏やかだが自家中毒症を患っています) 物語は緋紗子の幼馴染、雑賀満喜子が大学四年の時にこの毒殺事件の関係者に聞き取り調査をして執筆した「忘れられた祝祭」についてのインタビューから始まります。 「真犯人 ? いいえ、そういうことではなく。いや、そうなのかな。分からないわ。要するに、単純な話だったのよ。十人の人間が一つの家にいて、九人が殺されたら、犯人は誰 ? 推理小説じゃないわ、簡単よ、当然犯人は残りの一人でしょ。そういうことよ。」 しかし、当時から執拗に緋紗子を追い続けた刑事も事件の真実を立証することができませんでした。 「ねえ、あなたも最初に会った時に、犯人って分かるの ? 彼は、目の前の少女を見つめていた。彼は、彼女が、あの部屋の動いていない籐椅子に座っていたことを確信した。そして、彼は胸の中で妻に返事をしていた。そう。分かる。こんな体験は初めてだが、今俺は、最初に見た瞬間にあの事件の犯人が分かった。」 そして現場には奇妙な手紙が残されています。 「ユージニア、私のユージニア。私はあなたと巡り合うために、ずっと一人で旅を続けてきた。・・・・・」
ユージニアとは何なのか ?
この物語で一番不気味なことは、幼い緋紗子が何故、家族や親戚を毒殺したのかという動機の部分と死んでしまった容疑者との関係を抽象的、幻想的に表現しているところだと思います。様々な事件関係者の証言が出てきますが、何が真実なのか読み終えた後にも疑問が残ります。
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